2015ジャパンカップサイクルロードレース観戦
2015年 10月 19日
今年のジャパンカップ観戦に行ってきました。
例年は車ですが今年は輪行。
そして宇都宮市内ホテル泊となりました。
僕の仕事の関係と、いつも宿泊に使わせていただいている山の家へのアクセスルートが九月の記録的な豪雨で陥没してしまい通行できないことが理由です。
時系列で記録しておきます。
前日からの雨が残る中、5時に起床。6時半に家を出て矢野口から輪行しました。
川崎駅で宇都宮までの在来線の直通電車に乗り換えます。
幸いに東京駅で席が空きました。
宇都宮10時30分到着。
自転車を組んでいったんホテルへ。
ホテルアーバングレイスはオリオンスクエアのすぐ前。
ジャパンカップ観戦にはもってこいのホテルでした。
オリオン通りはすでに赤く染まっていました。ペダル効果も大です。
すでにクリテリウムの観戦場所取りが始まっていたので、「とりあえず」シートを敷いておきました。
ここからコースに向かいます。
オープンレース女子のゴールには間に合いませんでした。
田野町の交差点で最終周のI藤さんを応援し、裏道を通ってスタート地点に向かいます。
オープンレースは雨の影響で落車が頻発していたようです。
I藤さんも痛々しい擦り傷を作っていました。
男子のゴールと女子の表彰式を待っていると
白いポロシャツを着た見覚えのある青年がなにやら慌てた様子で僕らの前を小走りに駆けて行きます。
誰も気が付いていない様子でしたが奥さんに「新城君だ。」と耳打ちしました。
奥さんのミーハー魂にスイッチが入り、追いかけます。
しかし結局声もかけられず、画像もこれだけしか撮れませんでした。
コースを渡って鶴カン方面へ去っていきました。
女子の表彰台。
金子さんは梶原さんに惜しくも負けて今年も二位でした。残念。
それにしても恐るべし梶原悠未。
高校生で世界を視野に戦っている逸材です。
男子オープンでは鹿屋の山本大喜が逃げきりで勝利していました。
コンビニで調達した赤飯おにぎりで小腹をおさえ市街地に戻りました。
ホテル前に自転車を停めて、着替えをしてクリテリウムコースに向かいました。
レッドブル試飲してテンションも上がります。
シートを敷いたところに戻ってみるとすでに人垣が出来ていました。
そして前を見るとM好夫妻が砂被りの特別観覧席にいるではありませんか。
良い位置です。偶然というのは面白いものです。
クリテリウムは5周回10周回15周回にポイント賞があります。
例年、プロコンチの若手に取られてしまうのですが、今年は素晴らしかった。
5鈴木譲、10城田大和と15初山翔がとったのです。
<ここで回想>
今年のサイピクで走った譲君と青柳君。
そして
今年の那須高原ロングで走った大和君。
そして、もとブリッツェンの初山君。(2013サイクルモードで。)
取りに行って簡単にとれるものではないのです。
嬉しかったのでそのたびに雄たけびを上げてしまいました。
そしてゴールもなんと日本人初別府史之がとってしまいました。
夜の表彰式がとてつもなく盛り上がることがこの時点で確定しました。
隣で観戦していた方々ともすっかり意気投合してしまいました。
いつもならここで餃子なのですが、時間的に余裕があります。
宿の目の前がオリオンスクエアなので小回りが利きます。
表彰式に宇都宮のファンは幸福感に酔いしれました。
こんなことがあってよいのだろうかと。
今年初めて観戦した人は「なんだ宇都宮も出来レースか。」と思ったかもしれません。
しかし過去のこのレースがどのような変遷を経ているか知っているファンはそうは思わなかったでしょう。
この日のために一年間やってきたことの成果であることを知っているから。
夕食はホテルの下で和食をいただきました。
夕食のあと夜の宇都宮散策に出ました。街中に自転車があふれています。
何とも魅力的な街なのですが、飲めない奥さんとではその真価は確かめられませんでした。
翌日曜日は朝食バイキングを一番に並んでたらふく食べました。
チェックアウトして、自転車で森林公園に向かおうと大通りに出てみると……。
ランプレメリダのウエアを着込んだ外人サイクリストがいます。
???
ゼッケンつけてる?
……!!!
間違いありません、今日出場するプロチームの選手たちです。すかさず後を追いかけました。
するとどうでしょう、後ろから追いついてきたのはトレックファクトリーレーシング、キャノンデール、アタックレーシングガストの選手たち。僕らのように取り巻きで走っている数名を巻き込んで20名ほどのプロトンが形成されました。
おいおい、すごい状況だぞ。
自然に顔がにやけてしまいます。
何気なくずっと横を走っていた「ひげのお兄さん」
後で確認したら、山岳賞を二回取ったエリック・シェパード選手でした。うわー・・・。
そのまま約10km。決して遅くないペースでプロトンが進行する中で、選手の一人になった気分で走ることが出来たのでした。奥さんの目の前をあのファビアンカンチェラーラが走っています。
奥さんの前輪がカンチェラーラの後輪とはすってしまうのではないかとドキドキしながら眺めていました。
なんとそこに追い上げてきたのが別府選手。対向車からの声援に笑顔で応じていました。
さらに目の前には両手離しで走るキャノンデールの選手が…。
自転車のゼッケンは1。
昨年優勝したネーサンハースです。
何をしているのかと思えば、なんとスマホに書き込みをしていました。
自転車の上で何でもできる人たちだとは聞いていましたが驚いてしまいました。
信号待ち。奥さんは決死の覚悟で撮影敢行。
みごとにカンチェラーラをとらえることに成功したのでした。
今日はもうこれでお腹いっぱいというぐらいの幸せな体験ができました。
田野町のコンビニ前でプロトンを見送り、最初の坂の上に観戦場所を確保。
スタート地点に上ってみましたが古賀志に上がるのはあきらめました。
ブース付近はすごい数の人でした。
早々に下山しました。
途中ゴール手前500mの観戦ポイントでふたたびM好夫妻とお会いできてました。
我々の観戦地点は上りとはいうものの鶴カンほどに急でも長くもありません。
選手の通過速度は速く、ゆっくり顔を確認して名前を呼ぶのは至難の業でした。
それでもきちんと増田君を発見して「マスピーっ!!」と声をかけ
増田君に振り向いてもらうという至福の体験ができた奥さんはテンションマックスでした。
三周目の山岳賞を青柳君が取ったというアナウンスを聞いて帰り支度を始めました。
ここまでブリッツェン祭りが続くとは思いませんでした。
さらりとした観戦ツアーに終わってしまうかと思っていたのですがさにあらず。
なかなか内容の濃いツアーになりました。
帰りは少しのんびりしてしまったので予定していた在来線の時間にわずかに間に合わず
新幹線であっという間に帰ってきてしまいました。
新城君三位に入ったという情報を聞いたのは仕事を済ませたあとでした。
画像はシクロワイヤードより
待っていてくれた奥さんと川崎から夜道を気持ちよく飛ばして帰宅しました。
二日間で50kmくらい走れたでしょうか。
例年は車ですが今年は輪行。
そして宇都宮市内ホテル泊となりました。
僕の仕事の関係と、いつも宿泊に使わせていただいている山の家へのアクセスルートが九月の記録的な豪雨で陥没してしまい通行できないことが理由です。
時系列で記録しておきます。
前日からの雨が残る中、5時に起床。6時半に家を出て矢野口から輪行しました。
川崎駅で宇都宮までの在来線の直通電車に乗り換えます。
幸いに東京駅で席が空きました。
宇都宮10時30分到着。
自転車を組んでいったんホテルへ。
ホテルアーバングレイスはオリオンスクエアのすぐ前。
ジャパンカップ観戦にはもってこいのホテルでした。
オリオン通りはすでに赤く染まっていました。ペダル効果も大です。
すでにクリテリウムの観戦場所取りが始まっていたので、「とりあえず」シートを敷いておきました。
ここからコースに向かいます。
オープンレース女子のゴールには間に合いませんでした。
田野町の交差点で最終周のI藤さんを応援し、裏道を通ってスタート地点に向かいます。
オープンレースは雨の影響で落車が頻発していたようです。
I藤さんも痛々しい擦り傷を作っていました。
男子のゴールと女子の表彰式を待っていると
白いポロシャツを着た見覚えのある青年がなにやら慌てた様子で僕らの前を小走りに駆けて行きます。
誰も気が付いていない様子でしたが奥さんに「新城君だ。」と耳打ちしました。
奥さんのミーハー魂にスイッチが入り、追いかけます。
しかし結局声もかけられず、画像もこれだけしか撮れませんでした。
コースを渡って鶴カン方面へ去っていきました。
女子の表彰台。
金子さんは梶原さんに惜しくも負けて今年も二位でした。残念。
それにしても恐るべし梶原悠未。
高校生で世界を視野に戦っている逸材です。
男子オープンでは鹿屋の山本大喜が逃げきりで勝利していました。
コンビニで調達した赤飯おにぎりで小腹をおさえ市街地に戻りました。
ホテル前に自転車を停めて、着替えをしてクリテリウムコースに向かいました。
レッドブル試飲してテンションも上がります。
シートを敷いたところに戻ってみるとすでに人垣が出来ていました。
そして前を見るとM好夫妻が砂被りの特別観覧席にいるではありませんか。
良い位置です。偶然というのは面白いものです。
クリテリウムは5周回10周回15周回にポイント賞があります。
例年、プロコンチの若手に取られてしまうのですが、今年は素晴らしかった。
5鈴木譲、10城田大和と15初山翔がとったのです。
<ここで回想>
今年のサイピクで走った譲君と青柳君。
そして
今年の那須高原ロングで走った大和君。
そして、もとブリッツェンの初山君。(2013サイクルモードで。)
取りに行って簡単にとれるものではないのです。
嬉しかったのでそのたびに雄たけびを上げてしまいました。
そしてゴールもなんと日本人初別府史之がとってしまいました。
夜の表彰式がとてつもなく盛り上がることがこの時点で確定しました。
隣で観戦していた方々ともすっかり意気投合してしまいました。
いつもならここで餃子なのですが、時間的に余裕があります。
宿の目の前がオリオンスクエアなので小回りが利きます。
表彰式に宇都宮のファンは幸福感に酔いしれました。
こんなことがあってよいのだろうかと。
今年初めて観戦した人は「なんだ宇都宮も出来レースか。」と思ったかもしれません。
しかし過去のこのレースがどのような変遷を経ているか知っているファンはそうは思わなかったでしょう。
この日のために一年間やってきたことの成果であることを知っているから。
夕食はホテルの下で和食をいただきました。
夕食のあと夜の宇都宮散策に出ました。街中に自転車があふれています。
何とも魅力的な街なのですが、飲めない奥さんとではその真価は確かめられませんでした。
翌日曜日は朝食バイキングを一番に並んでたらふく食べました。
チェックアウトして、自転車で森林公園に向かおうと大通りに出てみると……。
ランプレメリダのウエアを着込んだ外人サイクリストがいます。
???
ゼッケンつけてる?
……!!!
間違いありません、今日出場するプロチームの選手たちです。すかさず後を追いかけました。
するとどうでしょう、後ろから追いついてきたのはトレックファクトリーレーシング、キャノンデール、アタックレーシングガストの選手たち。僕らのように取り巻きで走っている数名を巻き込んで20名ほどのプロトンが形成されました。
おいおい、すごい状況だぞ。
自然に顔がにやけてしまいます。
何気なくずっと横を走っていた「ひげのお兄さん」
後で確認したら、山岳賞を二回取ったエリック・シェパード選手でした。うわー・・・。
そのまま約10km。決して遅くないペースでプロトンが進行する中で、選手の一人になった気分で走ることが出来たのでした。奥さんの目の前をあのファビアンカンチェラーラが走っています。
奥さんの前輪がカンチェラーラの後輪とはすってしまうのではないかとドキドキしながら眺めていました。
なんとそこに追い上げてきたのが別府選手。対向車からの声援に笑顔で応じていました。
さらに目の前には両手離しで走るキャノンデールの選手が…。
自転車のゼッケンは1。
昨年優勝したネーサンハースです。
何をしているのかと思えば、なんとスマホに書き込みをしていました。
自転車の上で何でもできる人たちだとは聞いていましたが驚いてしまいました。
信号待ち。奥さんは決死の覚悟で撮影敢行。
みごとにカンチェラーラをとらえることに成功したのでした。
今日はもうこれでお腹いっぱいというぐらいの幸せな体験ができました。
田野町のコンビニ前でプロトンを見送り、最初の坂の上に観戦場所を確保。
スタート地点に上ってみましたが古賀志に上がるのはあきらめました。
ブース付近はすごい数の人でした。
早々に下山しました。
途中ゴール手前500mの観戦ポイントでふたたびM好夫妻とお会いできてました。
我々の観戦地点は上りとはいうものの鶴カンほどに急でも長くもありません。
選手の通過速度は速く、ゆっくり顔を確認して名前を呼ぶのは至難の業でした。
それでもきちんと増田君を発見して「マスピーっ!!」と声をかけ
増田君に振り向いてもらうという至福の体験ができた奥さんはテンションマックスでした。
三周目の山岳賞を青柳君が取ったというアナウンスを聞いて帰り支度を始めました。
ここまでブリッツェン祭りが続くとは思いませんでした。
さらりとした観戦ツアーに終わってしまうかと思っていたのですがさにあらず。
なかなか内容の濃いツアーになりました。
帰りは少しのんびりしてしまったので予定していた在来線の時間にわずかに間に合わず
新幹線であっという間に帰ってきてしまいました。
新城君三位に入ったという情報を聞いたのは仕事を済ませたあとでした。
画像はシクロワイヤードより
待っていてくれた奥さんと川崎から夜道を気持ちよく飛ばして帰宅しました。
二日間で50kmくらい走れたでしょうか。
by zairen | 2015-10-19 11:31 | 自転車 | Comments(2)
Commented
by
Basso@Takeucci
at 2015-10-21 21:32
x
初めまして。
ジャパンカップ観戦で坂を登っていたところ、ブログで見たことのあるジャージを見かけました。
「いつも見てます」と奥様に声をかけた者です。
親子3人でメイン会場まで歩いて行きましたが、あんなに人が溢れているとは思いませんでした!
最高の盛り上がりでした。
そして、選手たちもロードバイクで会場入りするのですね~
来年は自走かな(^^)
ジャパンカップ観戦で坂を登っていたところ、ブログで見たことのあるジャージを見かけました。
「いつも見てます」と奥様に声をかけた者です。
親子3人でメイン会場まで歩いて行きましたが、あんなに人が溢れているとは思いませんでした!
最高の盛り上がりでした。
そして、選手たちもロードバイクで会場入りするのですね~
来年は自走かな(^^)
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Commented
by
zairen at 2015-10-23 14:05
Basso様、書き込みありがとうございました。
お会いできず残念です。
私たちもはじめて来た年はろまんちっく村からバス移動で会場に入り帰りはひどく待たされた記憶があります。
すでに古賀志の上りは自転車規制がされていますが、ロードレース観戦は自転車があると色々なポイントで見られて楽しいですね。ブログに書いたように選手との思いもかけないようなランデブーもありますし。(^_^)
お会いできず残念です。
私たちもはじめて来た年はろまんちっく村からバス移動で会場に入り帰りはひどく待たされた記憶があります。
すでに古賀志の上りは自転車規制がされていますが、ロードレース観戦は自転車があると色々なポイントで見られて楽しいですね。ブログに書いたように選手との思いもかけないようなランデブーもありますし。(^_^)