2017スポニチ佐渡ロングライド210 後編   

さて、後編です。
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6時10分予定時刻にスタートしました。
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スタート待ちで仲良くなっていた若者たち四人組が勢いよく飛び出していきます。
彼らは帰りのフェリーの時間があるのでどうしても先を急がなければならない理由がありました。
僕は、少し足を使ってでも彼らに付いて車列に乗って行けば後半のために足を残せると思っていたました。
だからすぐさま反応して前を追おうとしたのです。
すると、奥さんから待ての指示。
「スタートから飛ばしたら足がなくなる、ゆっくり行こう。」というのです。
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良い車列に乗りながら風をいなし、脚を残すのが長距離走行のセオリー。
それに、早い選手が先に出て行ってしまっているこの大会のシステムから考えると、後ろから僕らより速い列車が来る可能性は低い……。

結果として、余裕あるタイムでゴール出来た今から考えれば、もう少し「ゆっくり」走って景色を堪能したり、写真に収めたりということも「あり」だったのかもしれません。走行途中で停車して画像を撮ったのは結局二か所だけでした。

途中、何か所もあった「絶景」は脳裏には焼き付けることが出来ましたが、画像としてここに保存することができませんでした。
もったいないことをしたなと、今の僕は思います。

しかし、その時はとても腹がたって仕方ありませんでした。
ここで、車列に乗り損ねたために、ずっと単独で前を牽かなければならないかもしれないのです。
奥さんは僕についていればいいのだから、苦労はありません。
その苦労のない奥さんに、指示を出されて車列を見送りました。

腹が立っていることを伝え、その理由もきちんと伝えました。
後ろに付かず、切れてしまいがちな奥さんに、真後ろについて中切れしないようにお願いしました。

10km地点ぐらいまでそんなやり取りをして、その後二人組が抜いて行ったので、しっかりと付かせていただきました。
平坦のようにみえるコース高低表ですが、良く見ると鋸の歯のような細かなアップダウンが記されています。
20~30mほどのアップダウンが連続して現れます。
風が追い風基調なので気持ちよくクリアしていくことが出来ましたが、逆風・単独であればこんなアップダウンも苦痛の種だったかもしれません。
相川ASには6時50分に到着しました。
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炭水化物補給にいそしみました。
次の入崎ASまでは日本海側の雄大な光景を見ながらの走行になります。
40mほどのアップダウンで海を上から眺めたり水平に眺めたり、ダイナミックな佐渡を満喫します。
服装は下はレーシングパンツ、上はcraftのノースリーブアンダーの上に夏用の薄手の長袖ジャージ。
さらにその上に半袖ジャージを重ねます。
リュックは背負いたくなかったのですが、ある程度の補給食は持ちたいと思いました。
リュックの代用としてポケットが三つついた半袖ジャージというわけでした。
スニッカーズと柏原の塩ようかん。塩タブレットなどを詰めていきました。
スタートを待つ間にすでに1/3を消化していましたが余裕の量が入っていました。
とにかくハンガーノックに対する強迫観念のようなものに取りつかれていました。
この20kmの間にも塩ようかんを走りながら腹に入れていきました。
入崎AS到着は7時36分
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追い風を味方にして、車列を乗り継いで走ります。
そして前半戦の山場、通称Z坂。
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止まりたくはなかったのですが、ここは撮っておかねばなりません。
8時06分Z坂手前。
坂の途中から見返すと日本海の絶景です。
撮影しようと止まるのですがポイントがずれて上手い画像が撮れませんでした。
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そして景勝地「大野亀」8時29分。
しっかりと停まり、撮影しました。
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はじき野ASには8時50分。

ここではトイレ休憩をしっかりと取りました。
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外のテント下だけでなく、屋内にも補給食を置いてくださりゆっくり食べることが出来ました。
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ここを出ると向きが南向きになり、風が向かい側から吹くようになります。
車列を組んで走るのが得策です。
奥さんを牽いて良いペースで走っていると、自然と車列が後方に形成されていきます。
奥さんを牽き続けている僕を見かねてか、前に入ってくれる方もいました。
そのようにして軽い向かい風ながら30km/hを上回るペースで巡航するトレインが形成され、ぐんぐんと鈍行トレインを抜いて行きました。
両津のBS(弁当ステーション)には10時15分に到着しました。
一緒にトレインを組んでくださった方々と記念写真を撮影。
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偶然ここでO木さんに遭遇。宇都宮サイピクでお会いできなかったのですが、ここでお会いできました。
一緒にお弁当をいただきながらゆっくりお話しできました。
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4000番台のゼッケンを付けた人は我々以外にはほとんどいませんでした。
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11時になったので空気を入れて出発です。
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先日交換したチューブレスの後輪が空気抜けしているようで、走りが重く感じていました。
空気入れが慣れないせいか、十分な補充が出来たのか良くわかりませんでしたが感触で大丈夫と判断しました。
ここから多田AS、そして小木ASの間も、早い人たちが次から次へと先頭に入ってくださり、僕らの足だけでは到底出ない速度で先へ進むことが出来ました。集団走行に慣れていないブルベライターも多かったようで、なかなかうまくローテーションをまわすという走りはできません。前に出ると力んでぐんぐんスピードを上げてしまうのです。適宜、僕が声を掛けたり、切れた車列を修復したりしながら走りました。
多田ASが11時57分
小木ASに着いたのが13時37分でした。
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小木ASでも一緒に走っていただいた方に声を掛けました。
ここまで、うまくトレインを組み、ある程度足も残っていたのですが、
小木ASを出て小さな50mほどのアップダウンを繰り返すところで、前がぐんぐん先に行ってしまいました。
向かい風区間で、これを3km近く一人で追走してしまいました。
前が垂れてきたおかげで追いついたのですが足をかなり削ってしまいました。
そこから、最後の160m上る激坂区間に入ってしまいました。
そこまで順調に前を牽いていたのですが、不覚にも左ひざに力が入らず、上りでトルクがかけられません。
奥さんがぐんぐん上っていくのを見送るしかありません。
トルクがかけられないなりに回転数でカバーして上り切りました。
上で奥さんや、ご一緒した方々が待っていてくれました。有難いやら面目ないやら。
ここを下ってたどり着いたのが素浜AS
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重く感じていた後輪に適正圧を補充。
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更に、ヒートアップ気味だった心身を心地よく冷やしてくれた少年のおしぼりのサービス。
傷んでいた左ひざにも力が入るようになりました。
ここから最後、二つのピークを越えたのですが、奥さんに遅れることなくきっちり走り切ることができました。
ゴールは16時07分
リミットの18時には十分な余裕があると考えるかもしれませんが、途中の高速トレインを形成できていなければ
すべてのASで10分以上休憩してこの時間に帰り着くことは到底できていなかったと思います。
ゴールでもご一緒していただいた方と健闘をたたえ合いながら記念撮影をさせていただきました。
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奥さんは何故かこのブログのPRに余念がありません。紙に「zairenのつぶき日記」と書いて渡していました。
時間に少し余裕がありましたので、絞ったタオルで身体を拭い着替えを済ませました。
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バスに荷物を積み込んでも余裕があったので腹ごしらえに店に入りラーメン、餃子、しらすおろしをいただきました。
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帰りのバスは小木港から直江津に渡るフェリーに乗りました。
ビールで自分のために祝杯を上げました。
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関越道で真夜中に寄った横川のSAで食べたポークカレーが美味しかったのはきっと生涯忘れないと思います。
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4時過ぎに池袋に着き、三日間お世話になった添乗の久保田さんと記念撮影。
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小田急の最寄駅まで電車。そこから自転車を組み、一度帰宅してスクーターで大荷物を運び上げました。
8時には帰宅できました。
大きなトラブルもなく、往復のバスには集合解散時間のために少々難渋させられましたが、久しぶりの冒険の旅となりました。
佐渡はいつかまた自転車で再訪したいです。
時間の制限なくゆっくりと観光もしながら一周してみたいと思いました。














# by zairen | 2017-05-25 01:11 | 自転車 | Comments(0)